大分秘境食堂わさびの場所や人生をかける経営夫婦のドラマとは

2023年4月13日、世の中の「ナゼこんなところに済んでいるの?」と思える場所に急行し、日本の不思議を新発見するために山奥の秘境を突撃取材するスタッフが地道に大調査したテレビ番組テレビ東京『ナゼそこ?』では、「山奥で…幻の激ウマ料理を出す秘境食堂を大発見」と題し、大分県に3世帯の集落にある秘境食堂「わさび」が特集されました。

大分県と熊本県の県境の山奥に謎の看板の先にある秘境食堂「わさび」の場所や満身創痍で頑張る波瀾万丈の人生ドラマ、4ヶ月ぶりに再オープンするまでの経緯ついて当たり障りなく紹介してみたいと思います。

秘境食堂「わさび」の場所は?

今回、秘境食堂として特集された「食べ処 WASABI(わさび)」は、標高約450mの山奥にある3世帯しか住んでいない永野集落にあります。

気になる場所の住所を調べてみたところ「〒877-0311 大分県日田市上津江町川原508」で、Googleマップで表示すると下記の通りです。

梶原利美さん(77歳)と4歳上の姉さん女房・梶原けさ子さん(81歳)の夫婦で「食べ処 WASABI(わさび)」を経営しています。
※年齢は番組放送時です

大分市内で都会暮らしをしていた梶原夫妻は、ある出来事がきっかけで、3世帯の集落しかない現在の「食べ処 WASABI(わさび)」の大分県日田市上津江町川原508に突然移住したそうです。

ある出来事、山奥に移住した理由について紹介していきたいと思います。

梶原夫妻の人生ドラマ「ある出来事」とは?

番組の取材中「食べ処 WASABI(わさび)」は閉店していた

「食べ処 WASABI(わさび)」に番組スタッフが訪れた時は、ご主人の梶原利美さんから「(そば打ちを)もう4ヶ月もやっていない」と4ヶ月間も閉店した状況でした。

4ヶ月も閉店していた理由は、夫・利美さんが、糖尿病を患い、4歳上の姉さん女房・梶原けさ子さんに大腸がんが見つかり、「もう生きて(家には)帰れない」という思いから閉店することに決めたそうです。

がんの摘出手術を終えて、療養中ということを知らされ、活躍の場をなくした調理場を残念がりながら撮影していた番組スタッフは、ご主人の梶原利美さんから意外にも「10日から11~12日の為にね そば打ったり 色んな仕込みをしなきゃいけない」という言葉が発せられて驚きを隠せない様子でした。

妻・梶原けさ子さんからも「きつい きつい言うわりには『店開けよう』って言うけん 不思議だなと思う しょうがないわ 死ぬまで働かな」と苦笑いで言いながらも、体調に注意しながら復活に向けて動いていました。

ということで「食べ処 WASABI(わさび)」の再開に密着することになった番組スタッフは、「食べ処 WASABI(わさび)」に向かう前には、密着主催をしながら約50個もある立て付けのクセの強い看板の設置や道路掃除のお手伝いをすることに。

「食べ処 WASABI(わさび)」に行ったことがある方は、見たことがある看板がこの中にあるかもしれないですね。

60歳で現在の山奥に移住して食堂を営む理由とは?

夫・梶原利美さんと4歳上の姉さん女房・けさ子さんの出会いは、信州にいる時だったそうです。

梶原利美さんは、中学卒業してからは料理人を目指して日本中の飲食店(温泉旅館、結婚式場、居酒屋、鉄板焼き屋、山小屋、ホテルのレストラン)で修行して料理の腕を磨きながら、信州生まれのけさ子さんと出会い、結婚して2人の子宝(長女・次女)に恵まれました。

40歳の頃に梶原利美さんの実家があった大分の街中に移住して居酒屋を開店し、夫婦二人三脚で力を合わせて働いた結果、郵便局、銀行、警察、病院の先生がいっぱい来て一番の繁盛店になるも、梶原利美さんは悪性ではなかったそうですが脳腫瘍が見つかり、手術も成功したそうですが、脳腫瘍を患ったこがきっかけで心境に変化が・・・

静かな山奥でゆっくり過ごしたいという思いから、郵便局員に何処でもいいから空き家がないかと相談したところ、上津江町の山奥を紹介されて移住を決めたそうです。

当初は、食堂など色々やったそうですが上手くいかず、妻のけさ子さんが「家で食べるそばくらい打てる」という事から現在の「食べ処 WASABI(わさび)」を経営することになったそうです。

今まで、そばを全然打ったことがなかった、ご主人の梶原利美さんは、妻のけさ子さんから「あんなの簡単!私がやるからいい」と言われるがまま始めることになったそうですが、言い出しっぺのけさ子さんは、全然やらずにご主人任せだったそうです。

独学で研究すること5年の月日を掛けた結果・・・美味いと評判になり、閉店する2~3年前まで1日に100杯も売れて行列ができていたそうです。

信州・長野から取り寄せた4種類のそば粉を配合しているそうですよ。

ご主人の梶原利美さんのそばの打ち方は、自己流で60歳を過ぎてから研究に研究を重ねて5年を経て、納得のできるそばを打つことができるようになったと番組内で紹介されていました。

冷たい山水で締めた梶原利美さんが打ったそばは、コシが強く、ほんのりと甘いそうです。

他にも「食べ処 WASABI(わさび)」の名物メニュー「巨大とり天」は柚子の入った自家製のポン酢で美味しく頂けます。

他にも活魚やまめ料理(唐揚げ、塩焼き)も人気だそうです。

4ヶ月ぶりに開店した結果や評判は?

11時にオープンしてから、自分たちの昼食がとれるか分からないからと、まかない飯として、けさ子さん特製のイノシシカレーを番組スタッフさんにも提供していたのですが、これもメニューになるのか気になりますね。

話を戻しますが、オープンしてから30分経過しても、お客さんは訪れずない中、梶原夫妻は「のんびりしとこうや」と余裕?の表情を番組スタッフに店ながら談笑していると、1人目のお客さんは、(お店の再開を事前に電話で知って)熊本県から2時間かけて来店。

営業開始から1時間半後の12時30分頃には、続々とお客さんが来店して、ほぼ満席状態になり、番組スタッフにお手伝いをお願いするほど大忙しに。

番組スタッフから妻のけさ子さんは「動ける間は、やらせてもらおうかな」と、夫の利美さんは「妻が元気なうちは食堂やります」と今後の目標について語られていました。

番組の最後では「来店の際は電話での予約をお願いします」というテロップが表示されていたので、気になる方は、梶原夫妻の体調のためにも事前に電話予約をしましょう!

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