最後の晩餐に食べたい逸品パンコントマテとは?/パンコントマテとは何?

バルセロナで最も注目度が高く、最も予約が取れないレストラン「Disfrutar(ディスフルタール)」で料理を堪能した情報誌「dancyu」の編集長・植野広生さんは、ボケリア市場でお土産に乾燥キノコの中からトランペット茸とモンシェルラン茸など購入。

食いしん坊とは「食」で人生を豊かにする術を知っている人で生きる上で必要なら楽しまなきゃ損という考え方を持っている植野広生さんは、ボケリア市場でもスペインの生ハム「ハモン」が入ったコロッケを食べたと思いきやパンコントマテについて語り始めました。

植野広生さんにとってパンコントマテは、日本人にとっての「ご飯と味噌汁」のようなもので「死ぬ前に食べたいものはパンコントマテです」と言い切っていました。

 

パンコントマテとは何?

カタルーニャの名物でパンコントマテは「Pan con tomate」と書き、パンとトマトという意味です。

トーストしたパンに熟れたフレッシュトマトを塗り、オリーブオイルをかけたバルセロナのカタルーニア料理を出すレストランではパンの代わりに出てくることもあります。

パンコントマテは、スペインではカタルーニア風パンとも言われていますが、起源はレストランで前日に残った固いパンを工夫してた、バルセロナメトロで働く人たちが植えてあったトマトをパンにすりこんだといったなど諸説あるようです。

 

食の情報誌「dancyu」編集長・植野広生が食べた世界一のパンコントマテの味は?

Restaurant Barceloneta(レストラン バルセロネータ)のパンコトマテは、流行のパンを使っており、サクサククリスピー感が楽しめる。

創業180年の7PORTES(セッテ ポルタス)のパンコトマテは、王道の「生ハム」をトッピングします。

7PORTES(セッテ ポルタス)のパンコトマテは、ハムを乗せることで完成しているとコメントしていました。

次期ミシュラン候補のGRESCA(グレスカ)のパンコトマテは、アンチョビを乗せたもので「アンチョビの独特の塩気がこんなに合うと思わなかった」と食の情報誌「DANCYU」編集長・植野広生さんは楽しんでいました。

BOCA GRANDE(ボカ グランデ)のパンコントマテは、目の前で作ってくれるので作りたてを食べられ、バーはお酒を合わせるので基本的にニンニクもトッピングされることが多い。

食の情報誌「DANCYU」編集長・植野広生さんが言うとおり、シンプルな食べ物なのにお店によって味も形も違うという事が頷けます。

食の情報誌「DANCYU」編集長・植野広生さんが、こんなにもパンコントマテにハマってしまったのはある人物との出会いがきっかけでした。

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食の情報誌「DANCYU」編集長・植野広生さんは、元「エルブジ」チーフシェフのカルレス・アベジャンが手掛けるカジュアルラインの店「タパス24」でパンコントマテを教えてくれた友人のホセさんと待ち合わせをしていると・・・

現れた友人のホセさんは、六本木ヒルズにある「BIKINI SIS」など日本で7店舗を手掛け、スペインの美食文化の普及に務めて来た功績から文民功労勲章銀十字型章を受賞したジョセップ・バラオナ・ビニェスさんでした。

20年ちょっと前ぐらいにジョセップ・バラオナ・ビニェスさんがやっていた「エル・パティ・デ・バラオナ」に行った事で仲良くなり、家族ぐるみの仲だそうです。

ジョセップ・バラオナ・ビニェスさんは、カルレス・アベジャンさんとも友人でカルレス・アベジャンさんが2人のために過去の催しで開発した日本風の「パンコンサシミ デ トマテ」を特別に再現。

バルセロナを30年間に訪れた時の植野広生さんは、料理について美味しいという事しか分からなかったそうですが、バルセロナに再び訪れて

「ダテに歳とってないことは分かりましたね。確信したのは『danchu』的食いしん坊精神は何処に行っても世界で同じ。例えば、ファッション誌だったら年代とか地域と国とかいろんなカテゴライズが必要になるけど『食』にはない。」

と、植野広生さんは満足げな表情でしたね。

スペインでも椎茸を「シイタケ」と発音するように食いしん坊も普及させたいと植野広生さんの心に火が付いたようです。

世界一のパンコントマテがあるといわれているLa Venta(ラ ヴェンタ)のパンコントマテは何が違うのでしょうか?何をもって世界一なのでしょうか?

バルセロナが一望できるLa Venta(ラ ヴェンタ)に来店するまでに植野広生さんは、10年かかったそうです。

植野広生さんが、La Venta(ラ ヴェンタ)のパンコントマテを食べた最初の一言は「これだ」でした。その後にLa Venta(ラ ヴェンタ)のパンコントマテの味について

「一番美味しい究極のパンコントマテってこういうことだろうと思った・・・それを形にしたのが本当にこれですね。一口食べて「わぁすごい!!」ってぶっ飛ぶような料理じゃないけど永遠に食べ続けられて、どんどんどんどんジワジワジワジワ美味しくなっていくのが・・・もう感動しかない」

というコメントでした。

求めてるものじゃないパンコントマテを口にして経験を積んでからこそ、植野広生さんは世界一を口にして求めていたのは、刹那的爆発ではなく、食べ飽きない普遍性だったのでしょう。

 

最後に

植野広生さんが食べたLa Venta(ラ ヴェンタ)のパンコントマテを再現するためにジョセップ・バラオナ・ビニェスさんが番組のスタジオに出演して作ったパンコントマテの作り方ですが

チャバタ*というパンをブロックのまま焼く。
チャバタがない場合はパンの中があんまりみっちりしていないものがオススメ

パンコントマテの特別なトマトで一口サイズに切ったパンに塗る

塗り終わてから、塩を少々、オリーブオイルを適量かけて完成。

材料はどこがいいのか判断できませんでしたが、使っていたオリーブオイルは、グラン デグスタスの「Gran Degustus Extra Virgin Olive」でした。