感染は猫?狂犬病発病は致死率99.9%!プレシャスを救ったミルウォーキープロトコル治療とは?

スポンサーリンク
スポンサーリンク

2015年6月10日『ザ!世界仰天ニュース』危険生物スペシャルパート2「野良猫にひっかかれ謎の病を発症した少女…致死率99.9%、死のウイルス衝撃の正体とは」から生還した少女(プレシャス・レイノルズさん)の感染症は狂犬病でした。

今回の感染源は、皆さんが生活している中で飼っている人、その動物が大好きな人、アレルギーを持っている人と様々いると思いますが「(野良)猫」です。実は2009年5月13日放送分の衝撃の症状スペシャルでも狂犬病について紹介されていた事とつながっていたとは驚きです。ちなみにの時の感染源は「野生のコウモリ」でした。

プレシャスレイノルズ

出典:https://twitter.com/

番組で取り上げられたのは2011年、当時8歳だったアメリカ・カリフォルニア州ウィロウ・クリークに動物が大好きな少女・プレシャスレイノルズさんが、野良猫に引っかかれたことがきっかけで話は始まります。

プレシャスレイノルズさんの狂犬病発症までの経緯は?

学校で見つけた野良猫に左手の甲を引っ掻かれ手の傷はすぐに治ったのにもかかわらず喉の痛みや衰弱の症状が続くので薬を服用するのですが症状は改善しなかったため救急外来を2度受診しました。

そして3度目受診の時(傷の完治から3週間後)に突如、腹痛や吐き気、咽頭痙攣などの症状が発生し集中治療室で治療する事態に陥ります。弛緩性麻痺、脳炎が進行し臨床経過から狂犬病が疑われました。

精密検査から血清中、髄液中の狂犬病ウイルス特異抗体が陽性で判明し狂犬病と診断され、感染源を探るため、発症前6ヶ月以内に地域外に旅行した経歴はありませんでした。公衆衛生調査で学校近くにいたワクチン未接種の野良猫との接触が感染源を断定されました。

その後の対処では狂犬病の予防としてプレシャスレイノルズさんの唾液に曝露(ばくろ:特定の集団あるいは個人がさらされる)された可能性の高い家族、クラスメートや病院スタッフなど27名にワクチン接種が行われ、さらなる狂犬病患者は認められなかったそうです。

プレシャスレイノルズさんに新治療法「ミルウォーキープロトコル」とは?

担当医はプレシャスレイノルズさんに狂犬病治療における実験的処置法であるミルウォーキー・プロトコル(Milwaukee protocol)を施した結果、生還を果たします。

ミルウォーキー・プロトコル (Milwaukee protocol) は、人間の狂犬病治療における実験的処置法である。実施に際しては、患者を化学的に昏睡状態に導き、抗ウィルス薬を投与する。ジーナ・ギーズ (Jeanna Giese) への治療が成功したのち、ロドニー・ウィロビー・ジュニア博士 (Rodney Willoughby, Jr.) が開発・命名した。
狂犬病ワクチンの接種なくして狂犬病の症状から快復した患者はわずか6人であるが、ウィスコンシン州出身のティーンエイジャーであったギーズは、その最初の人物として有名になった。ミルウォーキー・プロトコルは、「ウィスコンシン・プロトコル (Wisconsin protocol) 」と呼ばれることもある。
Wikipediaから引用

2009年5月13日放送分の衝撃の症状スペシャルの狂犬病で紹介されていた人物が、引用文の中にも記載されているジーナ・ギーズさんです。つまりプレシャスレイノルズさんは、ジーナ・ギーズさんと同じ治療法で助かっているのです。

狂犬病ウィルスは、脳に到達してから爆発的にウィルスが増殖し脳機能障害を引き起す性質を持っている事に着目。一時的に脳を昏睡状態にして抗ウィルス薬投与し、免疫系が抗体を分泌してウィルスを攻撃するのを待つという方法というわけです。

しかし、このミルウォーキー・プロトコル (Milwaukee protocol) はの治療方法は確立しているわけではなく、世界でまだ(35人のうち)4人しか成功をしていない治療法のようです。まだしっかりと認可を受け確立をされた治療法が存在をしていないのが現状です。

狂犬病とはどんな病気なのか、続きは次へ

狂犬病とは?

狂犬病の病原体はウイルスで、粒子の大きさは85 x 180nmほど。ヒトとそれ以外の脊椎動物(魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類)の両方に感染、寄生する病原体により生じる感染症です。(人獣共通感染症ということです。)

感染した動物の咬み傷などから唾液と共にウイルスが伝染する場合が多く、傷口や目・唇など粘膜部を舐められた場合も危険性が高いようです。人への感染源のほとんどがイヌであるが、猫や犬以外の野生動物も感染源のようです。

狂犬病ウイルスの感染源動物は、先進国の北米では特にアライグマ、スカンク、キツネ、食虫コウモリ。ヨーロッパではアカギツネが多く、発展途上国では、中南米の吸血コウモリによる家畜の狂犬病が経済的な被害を及ぼしています。

ヒトからヒトへ感染はないようですが角膜移植や臓器移植のよってヒトからヒトへ感染例があるようです。

狂犬病は、前駆期・狂躁期・麻痺期を経過して、ほとんど10日をまたがないうちに命が絶たれます。ヒトをはじめ犬や猫の予防方法は確立していますが治療方法については、特効薬はまだ確立していません。

世界保健機関(WHO)によると、全世界で毎年3万5,000~5万人が狂犬病で亡くなっている中でアジアでの発生が大部分を占めています。アジア、アフリカでは狂犬病の犬から多く感染しているのです。その中でもインドでは毎年30,000人の死亡が報告されているようです。

スポンサードリンク
[ad#1]

狂犬病の症状は?

狂犬病は長い潜伏期間が大きな特徴のひとつのようです。一般的に犬の場合は約2週間から2ヶ月ほどとされているようですが最長6ヶ月という報告もありようです。猫では約2~3週間ほどで最長は51日という報告がありました。ヒトの場合は約1~3ヶ月ほど。

犬の場合(狂躁型が全体の75%を占めるそうです)

前駆期:発熱から元気が消失し食欲が減退または廃絶
狂躁期:落ち着きを失い、目的なく徘徊、不眠、喉頭筋の麻痺等
麻痺期:呼吸麻痺により死に至る

猫の場合(発症から死亡までは約8日といわれている。90%が狂躁型を占めるそうです)

前駆期:物陰に隠れたり、異常に人にまとわりついて愛情表現をすることもある
狂躁期:攻撃、紅潮、流涎、瞳孔散大、不眠等
麻痺期:嚥下(えんげ)障害の進行により流涎が増加、意識が低下し、呼吸不全

人の場合

前駆期:発熱、頭痛、倦怠感、筋痛、疲労感、食欲不振、悪心嘔吐、咽頭痛、空咳等の風邪様症状
狂躁期:脳炎症状は運動過多、興奮、不安狂躁から始まり、錯乱、幻覚、攻撃性、恐水発作等
麻痺期:
昏睡状態から呼吸停止

※あくまでも目安であり、記載した内容だけを鵜呑みにしないようにお願いします

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

こちらの記事も読まれています

こちらの記事も読まれています