2018年7月17日、TBS系列『マツコの知らない世界』では「蚊の世界」をテーマに筑波大学主催のノーベル物理学賞を受賞した朝永振一郎博士の功績をたたえる『朝永振一郎記念第11回「科学の芽」賞』を受賞し、父親は単身赴任で母親と妹と京都の3LDKに自宅に4000匹の蚊を飼い、世界的発見をした天才少年・田上大喜さんが出演です。
出典:https://www.facebook.com/
中学生の時に蚊に刺されると大きく赤く腫れて水ぶくれができる2歳年下の妹・千笑(ちえみ)さんを守る事ができないかと考え始めてからからヒトスジシマカの雌が足のにおいにのみ特別に反応し頻繁に交尾を行うことを世界的発見した田上大喜さんについて当たり障りなく紹介してみたいと思います。
目次
マツコが惚れた世界が認めた天才少年・田上大喜の夢が半端ないって
マイクロソフトの創業者で「ビル&メリンダゲイツ財団」を運営しているビル・ゲイツさんが自身のブログ「gatesnotes」で公表した「1年間で最も人間を殺している生物(2015年集計)」のTOP5には
第5位 17,400人 イヌ
第4位 24,200人 スナバエ、ブナなど
第3位 60,000人 ヘビ
第2位 580,000人 人間
第1位 830,000人 蚊
マツコ・デラックスさんが「イヌが5位にいるのがスゴイ 仲間だと思ってたのに」と・・・確かに思ったよりも第5位がイヌというのは意外な感じはしましたね。
蚊自身も「病気を媒介したい」と思ってテング熱やマラリアを媒介しているわけではないので田上大喜さんの夢は「蚊と人間が共存できる社会の実現!」だそうです。
番組内で田上大喜さんの飼育している蚊を使って再現されていました。人が多くいると蚊は活発になるそうです。人間や動物を検知する時に二酸化炭素で検知するからだそうです。
もう少し「蚊」の生態について解説しておきますと・・・
蚊の針の数は6本で構成されていたことを知っていましたか?
※わかりやすくする為に色で解説しています
茶色の部分(小さな刃はついている)×2本
小刻みに動いて皮膚を傷つける
白い部分 × 2本
肌を切り開いた状態で支える
青針 × 1本
毛細血管を探り当て、血を吸い上げる
白く少し太い針 × 1本
吸血の補助するための唾液(血液が凝固しづらくなる成分)と肌を切り開く時の痛みで気付かれないようにするための麻酔成分も流し込む役目がある
マツコが惚れた世界が認めた天才少年・田上大喜は2歳年下の妹・千笑(ちえみ)思いがきっかけで研究を始めた
2歳年下の妹・千笑(ちえみ)さんには、蚊のアレルギーがあった事から刺されると赤く腫れてしまい、なんとかできないかと京都府立命館宇治中学校3年の時に思うだけでなく行動を起こします。
蚊は雌のみが人の血を吸うのがご存じでしょうか。ヤブ蚊として一般的なヒトスジシマカを採集した田上大喜さんは、何とか蚊をコントロールする為、どんな匂いが好きなのか調べるためある実験を始めました。
ヒトスジシマカの雌は、通常は一生に1度しか交尾をしないといわれているのですが、条件次第では雌の複数回交尾も起きるのではないかと仮説をたてて、よく蚊に刺される2歳年下の妹・千笑(ちえみ)さんの帽子や衣類など匂いを嗅がせたところ靴下に蚊が特別な反応を示しました。
京都府立命館宇治中学校3年の時に田上大喜さんは、全国の小・中学生を対象とした理科自由研究コンクール「自然科学観察コンクール(通称:シゼコン)」で「一生に一度しか交尾をしないヒトスジシマカの雌に複数回交尾を行わせる条件について」という研究で第55回入賞作品で中学校の部・佳作を受賞。
靴下に何かがあるとヒントを得た田上大喜さんは、お年玉から費用を捻出して実験道具や自らペットボトルを再利用して実験道具を作って更に実験を続けます。
京都教育大学附属高等学校2年の時に足の常在菌が雌の蚊が血を吸うと判明
田上大喜さんは、京都教育大学附属高等学校2年の時に2歳年下の妹・千笑(ちえみ)さんや同級生から足の菌を採取して培養した結果、2歳年下の妹・千笑さんにある常在菌の種類が多いことを突き止めました。
京都教育大学附属高等学校3年の時、国内の学校(200校)及び海外の日本人学校(6カ国、8校)の募集から個人2,806件と団体113件の計2,919件の中から筑波大学主催のノーベル物理学賞を受賞した朝永振一郎博士の功績をたたえる『朝永振一郎記念第11回「科学の芽」賞』を受賞。
常在菌=臭う、臭いという意味ではないようです。
常在菌は、健康な人の皮膚に必ず存在する菌でそれ自体は全く体に害を与えるものではないもので人によって菌の種類や数の割合が違います。
蚊は、一部の常在菌が出す脂肪酸などの化学物質の人間が鼻でかぎ分けられる匂いとは別の何かに反応して盛んに血を吸おうとする行動を起こすということを発見し、ヒトスジシマカの雌は、通常一生に1度しか交尾をしないといわれていたが、複数回交尾を行うことが解明されました。
田上大喜さんは、できれば大学は医学部に行って蚊の実験を続けながら、人間の皮膚についても研究もしてみたいとインタビューで語られています。
2016年11月24日に『朝永振一郎記念第11回「科学の芽」賞』を受賞が発表され、研究のタイトルは「蚊が何故人間の血を吸いたくなるのかを、ヒトスジシマカの雌の交尾数で検証する」というものでした。
京都教育大学附属高等学校は、2002年から文部科学省の科学技術や理科・数学教育を重点的に行う高校を指定する制度よりSSH(Super Science Highschool スーパーサイエンスハイスクール)研究開発指定されている高校です。
田上大喜の大学進学はコロンビア大学医学部・ザッカーマン研究所で目指すことは?
TBS系列『マツコの知らない世界』に出演した時、マツコ・デラックスさんから非常に若く、18歳であることが分かって高校生と質問をされた時に「大学にはこれからいきます」というコメントが気になりました。
日本の大学はほとんどが4月から入学なので、9月入学となれば大学は国外であると推測できます。
2016年8月31日に放送されたNHK総合テレビ『ガッテン!』のガッテン!「史上最凶の敵!蚊・撃退大作戦」に世界の名だたる研究機関のMITやUCLAなどの中からコロンビア大学医学部・ザッカーマン研究所に2018年9月から研究者待遇で入学が決定。
NHKチーフディレクター・廣渡道明さんのfacebookに田上大喜さんのTBS系列『マツコの知らない世界』に出演の宣伝を兼ねて投稿されていました。廣渡道明さんも推薦状を頑張って書いたそうです。
出典:https://www.facebook.com/
ユニクロを中心とした企業グループ持株会社であるファーストリテイリング代表取締役会長兼社長の柳井正さん研究資金で年間7万ドルの補助も決定しており、「CiNii Articles – 日本の論文をさがす – 国立情報学研究所」に掲載されるのが待ち遠しいですね。
コロンビア大学で脳科学を研究する理系の中でラビスカラーに選抜され、ショウジョウバエの脳神経の研究をしながら「人の血を吸わない蚊を生み出す」ことを目標に目指しているそうです。
Wikipedia調に最後に田上大喜さんと研究内容と今後についてまとめた内容はPages2へ
WIKIPEDIAより詳しい?田上大喜のプロフィールと経歴・学歴と研究内容
出典:
名前 (読み方) |
田上 大喜 (たがみ だいき) |
生年月日 | 1999年 |
出身地 | 京都府(アメリカ・シカゴ生まれ) |
血液型 | |
身長 | |
体重 | |
出身中学校 | 京都府立命館宇治中学校 |
出身高校 | 京都教育大学附属高等学校 |
出身大学 | コロンビア大学医学部 ザッカーマン研究所 |
職業 | |
SNS・ブログ | |
ホームページ | |
Facebook |
|
Twitter ツイッター |
|
ブログ | |
Instagram インスタグラム |
父親の仕事の関係でアメリカで生まれた田上大喜さんは、2歳までアメリカで過ごし、10歳までオーストラリアで過ごしました。
日本に帰国するまではオーストラリアの
Farmhouse Montessori Preschool
Forestville Montessori School
シンガポールの
ISS International School
Saint Joseph’s Institution International School
に進学していました。
その後、シンガポール移住して日常的に行われているテング熱予防のための蚊撲滅運動で大々的な殺虫剤の散布を間近に見たそうです。
2013年、中学3年生の時(14歳)に日本に移住。
京都府立命館宇治中学時代、夏に東アジア青少年歴史体験キャンプに参加したことがある田上大喜さんは、蚊に刺されるといつも大きく赤く腫れ水ぶくれが出来る妹を蚊から守ることができないかと実験を始めました。
京都府立命館宇治中学校3年の時、理科自由研究コンクール「自然科学観察コンクール(通称:シゼコン)」で「一生に一度しか交尾をしないヒトスジシマカの雌に複数回交尾を行わせる条件について」という研究で第55回入賞作品で中学校の部・佳作を受賞。
京都教育大学附属高等学校3年の時、筑波大学主催のノーベル物理学賞を受賞した朝永振一郎博士の功績をたたえる『朝永振一郎記念第11回「科学の芽」賞』を受賞。
2016年8月31日に放送されたNHK総合テレビ『ガッテン!』のガッテン!「史上最凶の敵!蚊・撃退大作戦」に世界の名だたる研究機関のMITやUCLAなどの中からコロンビア大学*医学部・ザッカーマン研究所に2018年9月から研究者待遇で入学。
※ノーベル賞の樹種者を83名輩出した世界中の理系エリートが集う超名門校
理系の上位10名ほどが選ばれるラビスカラーに選ばれ、ニューヨークにある脳科学の研究施設ザッカーマン研究所の脳科学センターでショウジョウバエの脳の神経幹細胞について研究をしながら蚊に応用できたらいいなと蚊の研究も続ける予定。
※ノーベル受賞者が複数在籍している
(2018年7月時点)
田上大喜の研究内容と世界的発見まとめ
田上大喜さんの蚊の生態や発見内容について解説していた時のマツコ・デラックスさんの反応の画像と一緒にご覧下さい。
田上大喜さんの研究【1】人間のどこの匂いに蚊は反応するのか
田上大喜さんの世界的な発見① 足を嗅がせたら蚊が交尾することを見つけた
雄の蚊と雌の蚊が♥(ハート)の形をして飛ぶのが交尾中であることを解説中に番組内でも行われて一瞬の行動だったため、マツコ・デラックスさんが「物足りないわぁ」と大興奮。
田上大喜さんの世界的な発見② 足の匂いを嗅ぐと蚊が複数回交尾する
蚊は、すごいロマンチックな生き物で蚊の雌は一生に一度しか交尾をしないと言われていると説明するとマツコ・デラックスさんが「一生に一回の交尾をこんな場所で・・・かわいそう」と言っても田上大喜さんの解説は続きます。
精子を受精囊(のう)に蓄え、数回に分けて産卵するため、時期が来たら自分で受精させて産んでいます。
7匹の雌に2時間で76回交尾させることに成功したそうです。マツコ・デラックスさんからは「なんだろう実験なのはわかるけど田上くんの口からこんなこと聞きたくなかった」とコメントを残して終わりました。
田上大喜さんの研究【2】刺されやすさが人によって違うのはナゼ?
マツコ・デラックスさんから「血液型で違うってのは本当なの?」の質問がありました。
血液型による蚊の刺されやすさ(害虫防除技術研究所調べ)
O型>B型>AB型>A型の純に刺されやすい
田上大喜さんの世界的な発見③ 蚊に刺されやすいのは 足の菌が多い人
体内や皮膚に常に存在する菌「常在菌」が足裏の菌の種類が多い人ほど蚊に刺されやすいことを突き止めました。
5分回で何回刺されるのかを計測した結果
兄・大喜
足の菌:438種類
刺された回数:25回
妹・千笑
足の菌:1289種類
刺された回数:81回
マツコ・デラックスさんから「普通にあたし達 受け入れて話してるけどアンタ妹にヒドイことさせてるわね 実験で妹を使ってるのね」と言われた田上大喜さんは「妹を助ける為に始めた」と理由を話した後のマツコ・デラックスさんの反応は・・・
蚊に刺されにくくする方法は何かというと・・・
田上大喜流!蚊の対処法「外出する前に除菌シートで足を拭く」
ことが言いそうですよ。妹・千笑さんも試したところ刺された回数が3分の1まで低減できたという実験結果もありました。