日本テレビ系列『ザ!世界仰天ニュース』では「世界が衝撃を受けたあの日‼︎2時
間スペシャル」と題して世界の歌姫アヴリル・ラヴィーンやハリウッド俳優のリチャード・ギアも苦しんでいる謎の病「ライム病」に感染して夢が絶たれたソフィー・ワードさんが特集されます。

ソフィーワードがパンダでライム病

出典:https://www.metro.news/

2018年9月7日にアヴリル・ラヴィーンが自身のサイトで2014年頃にライム病を患っていることを公表して2015年6月には5ヶ月もの間寝たきり生活を強いられるほどの症状でも重症化や死亡する場合もあるライム病と戦っているイギリス出身の元競泳選手だったソフィー・ワードさんについて当たり障りしてみたいと思います。

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注意:管理人は専門医師でありません。国立感染症研究所や厚生労働省検疫所 FORTH、東京都健康安全研究センターなどの資料を参考に「ライム病」についてまとめています。

 

世界の歌姫アヴリル・ラヴィーンやハリウッド俳優のリチャード・ギアも苦しんでいる謎の病「ライム病」とは

病原体:

人獣共通のスピロヘータ科ボレリア属のライム病ボレリアという細菌

病原体(ライム病ボレリア)を保有した保菌動物(野ネズミ・シカ・野鳥など)を吸血することで病原体を獲得したマダニが、ヒトを刺咬することにより感染する
※日本ではシュルツェ・マダニに刺咬されることによって媒介されることが多いが、ヒトからヒトへ感染することはない

潜伏期間:

マダニに刺咬されてから数日~数週間(3日~32日間)で発病

臨床症状

野生動物では感染しても発症しないが、人・犬・馬・牛では臨床症状が発生

感染初期(限局期 stageI)

マダニ刺咬された部分を中心として赤い斑点あるいは丘疹(紅斑性丘疹)になり、周辺に紅斑が拡大する特徴的な遊走性紅斑を呈することが多い
※紅斑の出現期間は数日から数週間といわれ、形状は環状紅斑又は均一性紅斑がほとんどである

付随して起こる副次的な症状(随伴症状)として、筋肉痛、関節痛、頭痛、発熱、悪寒、全身倦怠感などのインフルエンザ様症状を伴うこともある

播種期(stageⅡ)臨床所見のみによる診断は困難

体内循環を介して病原体が全身に拡がるのに伴い、重度の頭痛や首筋の硬直や咬まれた部位以外の発疹(2次性遊走性紅斑)、皮膚症状、神経症状、心疾患、眼症状、関節炎(や関節の腫れ)、筋肉炎など多彩な症状が見られる。

慢性期(stageⅢ)感染から数ヶ月ないし数年

治療が遅れると皮膚や関節などに後遺症(慢性萎縮性肢端皮膚炎、慢性関節炎、慢性脳脊髄炎)が残るだけでなく、皮膚症状や関節炎、脊髄脳炎などが重症化すると死亡することがある

日本で慢性期に移行したとみられる症例は、現在のところ報告されていないそうです。

 

ソフィー・ワードがライム病になった原因はまさかのパンダ?

病原体(ライム病ボレリア)を保有した保菌動物(野ネズミ・シカ・野鳥など)を吸血することで病原体を獲得したマダニに刺咬されることによって感染すると思われたのにイギリス出身の元競泳選手だったソフィー・ワードさんが、パンダと接触したことでライム病に感染したのはどうしてなのでしょうか?

イギリス出身のソフィー・ワードさんは、8歳で水泳を始めて11歳で才能が開花して12歳でナショナルチャンピオンになり、13歳のヨーロピアンユースオリンピックに出場するほどの競泳選手でした。

14歳の時には100mバタフライのイギリスの記録を更新し、オリンピック出場選手候補としてロンドン2012ワールドクラスプログラムに参加することに。

2012年ロンドンオリンピックの出場に向けて、2008年夏に父親・マイケル、母親・ジュリーと弟アレックスとともに2週間半の間北京に行き、最初の1週間半は2008年北京オリンピックを観戦した後に観光をしたそうです。

観光をした時にパンダに笹を食べさせたり、直接触れたことから病原体(ライム病ボレリア)を獲得したマダニに刺咬されてしまいます。

ホテルに戻ったソフィー・ワードさんは、気分が悪くなってから倦怠感と異常な発汗から病院に行くと医師からは解熱剤と2日間の抗生物質を処方したところ一時的に回復して中国の観光を続けたそうです。

2008年北京オリンピックの観戦と観光を経て帰国してからの4年間でソフィー・ワードさんの生活は一変してしまいます。

絶え間なく刺すような痛みを訴えから2009年12月に競泳を断念し、筋肉や関節に深刻な痛みを感じたり、手足口病の主な病原ウイルス「コクサッキーウイルス」に感染していたことも判明しました。

しかし、何百回も病院で通いながらMRIスキャンを行い、片頭痛を調べ、腎臓や膀胱の検査をするもライム病が特定できなかったのですが、アレルギー検査を受けたところ様々な食べ物で反応したことから慢性疲労症候群の疑いが浮かび上がりました。

それから医師からパンダに触れてから数時間以内に病気の初期症状を発症し始めたという事実を正確に突き止め、イングランドの都市・ヘメル・ヘムステッドにあるブレイクスピア医療センターで検査をしたところソフィー・ワードさんは2017年3月にライム病と診断されました。

治療するにもライム病の症状は悪化していたため、抗生物質の服用ができないほと体が弱っていたソフィー・ワードさんは、ハーブ療法を使用しながら車椅子で生活しながらイギリスのライム病に関する団体のメンバーの1人としてライム病についての認識や研究と治療の発展のために戦っています。