ゴールデンウィーク頃の風物詩の一つといえば潮干狩りを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
自分が幼い頃の思い出は、潮干狩りを途中でやめて、アサリ以外の海洋生物を探していたような気がします。これは子供ならではの楽しみ方だと思います。
でもほとんどの人が、本心は自分の手でたくさんアサリを取りたいですよね?
現実は「大量に採れている人」、「全然採れない人」と「たくさん採れている人が、採れていない人に分けてあげたり」というような風景を見たことがあると思います。
同じ砂浜にも関わらず、差があるのはどうしてなのでしょうか?
その疑問をコツや裏技を使って解消し、潮干狩りが今までよりも満喫できればと思います。
目次
潮干狩りの道具を準備しよう!
※潮干狩りに行く場所によってはレンタルもしていますので、その場合は臨機応変に準備してくださいね。
・熊手(禁止漁具がある場所もあるので注意してください)
※禁止漁具とは、爪が網状になった「忍者熊手網付」や大きなかごに棒がついた「じょれん(まんが)」など。大量の貝が簡単に採れるため禁止されている場所もあるので潮干狩りに行く場所を探すと同時に注意事項も確認しておきましょう。
・スコップ(あれば)
・クーラーボックス、保冷材
・採った貝を集めておく網やカゴ
・ゴム手袋(手のケガの危険が防ぎ、水につかっていると意外に疲れるのでゴム手袋がおおすすめです。)
・日焼け止めクリーム(紫外線対策)
・新聞紙(アサリを持ち帰る為)
・絆創膏(意外と切り傷など、ケガをすることが多いので)
・ペットボトル(水分補給、目に入ったり体についた汚れた砂を流す)
・着替え(特に子供連れの方は準備を忘れずに!!)
あると便利
・レジャーシート・簡易テントなど(自分たちの拠点、更衣室代わりになる)
・簡易チェア(長期戦になると腰痛の原因になるのを防げる)
・ペットボトル 2L数本(アサリのの砂抜き用の海水を持ち帰る為)
潮干狩りにおすすめな服装
「紫外線対策」と「泥汚れ対策」を意識して準備をしましょう。
紫外線の性質とは
快晴の時に比べると、うす曇りの場合は約80~90%、くもりの場合は約60%、雨の場合は約30%の量になります。しかし、雲の間から太陽が出ている場合には、雲からの散乱光が加わるため快晴の時よりも多い紫外線が観測されることがあります。
気象庁|紫外線に関する質問から引用
というわけですので、日焼け止めクリームだけでなく、服装からも紫外線対策をしておきましょう。
・日除け帽
・UVカットサングラス
・タオル(汗ふき兼首筋の紫外線対策。しゃがむと意外に露出してるんです。)
・ラッシュガード
・短パン(子供は濡れやすいので水着、女性の方は全身を覆うラッシュガードなどで肌露出を控えるとさらに紫外線対策になると思います。)
・マリンシューズ(長靴だと動きにくく、ビーチサンダルではケガをする可能性が高いので、履く場合は靴下と一緒に履きましょう。アサリを採るためには砂場の感触も大事と言うことで靴下だけの方も見たことがありました。)
潮干狩りでは潮見表のチェックを忘れずに!
満潮干潮の情報を入手する方法として、おすすめするのが海上保安庁のHPです。
潮干狩り情報カレンダーというものがあり、5分単位で潮干狩りに適した安全な時間帯を教えてくれて計画を立てる参考にしやすいでしょう。
潮干狩りを成功させるコツは時間
狙い目は潮が引いていく時間で、引いていく海水を追いかけるように沖に掘り進み、干潮になる時間には持ち帰るアサリの選別を始めているというのが理想的でしょう。
干潮になってから掘り始めていると、潮干狩りになれた人達が掘った後で満喫できないと思う方がいいでしょう。
潮の引きは始めが、掘り始めと意識してください。
アサリの習性を見抜こう!
やみくもに掘ってもアサリは見つけられません。まずは「砂地が盛り上がっている部分」と「海水が溜まっている部分」の境目の斜面に着目してください。
次に、小さいものですが、ポツポツと砂地にあいている「アサリの目の跡」を探しましょう。
出典:https://harady.com/shiohigari/
アサリは2本の管を伸ばして海水を吸ったり吐いたりして栄養を取ります。その水管は、砂が海中に舞ったり、海水が干上がるとすぐに引っ込めて砂浜にできるのがアサリの目の跡です。
その目が見つかれば、その下にアサリが….。
また「固まって住む」習性があるので、アサリを1個見つけたら約30個ぐらいはいると思って
・焦らない
・掘る深さは5~10cm前後
・その周辺をよく見て、小さく移動
アサリを採るコツ、裏技で大量に採れた方は是非、次も読んでおいてください。
潮干狩りの準備する道具の中でも補足説明もしているので、お気づきかもしれないですが
【新聞紙】
【ペットボトル 2L数本】
この2つの道具がここから役立ちます!
潮干狩りで採ったアサリの保存方法にも気をつけよう!
家に着くまでが潮干狩りです!
泥、汚れを海水でジャブジャブ洗って持ち帰ち帰っている人もいると思いますが、真水(水道水)で洗った方が実はいいと知っていましたか?
理由としては、
・あさりの表面に腸炎ビブリオ菌などがアサリにも付着していることがあり、洗い流すことで殺菌と食中毒予防になること。
・アサリは真水を嫌がり、口を閉じるので外気の影響が少なく鮮度が保たれやすいこと。
洗うときは浸けたりせず、サッと洗いましょう。
次に新聞紙で包みましょう。
理由としては、
・包むことで温度変化が抑えられること
・新聞紙で包むことで保冷剤に直接触れずに生きたまま持ち帰られること
おすすめできないのが、砂抜きもできるからといってクーラーボックスに海水を張って、アサリを持って帰る方法は避けてください。特に車中の場合は、海水がぬるくなり、せっかくの潮干狩りが切ない思い出になってしまうかもしれません。海水はペットボトルで持ち帰ってから使いましょう。
※家に持ち帰ってから塩水を作って砂抜きをしてもいいですが、時間短縮と砂抜きの失敗をできるだけ回避する理由で海水の持ち帰りをおすすめします。
最後に、あさりの習性を理解することでチャンスが増え、満潮干潮の時間と必要な道具を準備することであさりを大量に持ち帰る可能性がかなり上がるのではないでしょうか?
最後にコツと裏技をまとめておきました。
それでは、楽しい潮干狩りになりますように!
まとめ
潮干狩りのコツ
・「紫外線対策」と「泥汚れ対策」を意識した服装と道具の準備は怠らない
(紫外線は5月から注意して対策をしてください。その理由と対策は【コチラ】)
・潮目表のチェック
・潮の引きは始めが、掘り始めと意識して、時間を有効活用する
・アサリの習性を覚える
潮干狩りの裏技
・地元の人、ベテランのアサリ採りを観察(邪魔しないように気をつけましょう)
・海藻が溜まっている部分はプランクトンも多い場所なのでアサリの絶好の棲家
・管理している潮干狩り場では、係員にアサリのいそうな場所を聞く