レギュラー放送600回の日本テレビ系列『ザ!世界仰天ニュース』では「小さな命の奇跡スペシャル」と題して”体重261グラムという日本で一番小さく生まれた赤ちゃん”こと金城寧々(ねね)ちゃんの奇跡の出産を実写や現在が紹介されます。
出典:https://www.youtube.com/
2017年2月24日にうるま市にある沖縄県立中部病院で妊娠高血圧症候群のために予定日より4ヶ月も早く帝王切開で出産した母親・まゆみさんと父親・勝利さん夫婦の長女・金城寧々(ねね)ちゃんと主治医・新嘉喜(あらかき)映佳(はるか)医師について当たり障りなく紹介してみたいと思います。
父親・金城勝利さんと母親・まゆみさんは、10年近い不妊治療を経て、ようやく授かった赤ちゃんだったそうです。
授かった時は本当に涙が出るぐらい嬉しかったと思われます。
金城寧々(ねね)ちゃんが生まれてきた時に父親・金城勝利さんと母親・まゆみさんは「どんなことがあっても守って、大切に育てよう」と誓っていたそうです。
母親・まゆみさんが予定日より4ヶ月も早く生まれてしまった妊娠高血圧症候群とは一体どんな病気なのか調べてみました。
※※注意※※
管理人は医師ではないため、担当医師に必ず相談するようにお願いいたします
※※注意※※
目次
妊娠高血圧症候群について公益社団法人 日本産科婦人科学会のホームページで調べてみると・・・
「妊娠20週以降、分娩後12週まで高血圧がみられる場合、または、高血圧に蛋白尿を伴う場合のいずれかで、かつこれらの症状が単なる妊娠の偶発合併症によるものでないもの」として定義
妊娠高血圧症候群 Q&A|日本妊娠高血圧学会から引用
されています。
妊娠高血圧症候群とは、以前は妊娠中毒症という病名でいわれていたのですが、日本産科婦人科学会が正式に2005年4月から「妊娠高血圧症候群」という病名にされています。
現在、妊娠高血圧症候群が発症する原因は、はっきりとは分かっていないそうです。
日本の妊婦うち妊娠高血圧症候群にかかる割合は4%程度と言われています。
妊娠高血圧症候群の具体的な症状や兆候として
- 頭痛
- 倦怠感
- 眠気
- 尿の減少
- 急激な体重増加
- 浮腫(むくみ)
- 子宮の収縮
- 目が見えにくくなる
- みぞおちが急に痛くなる
- 気分が悪い
- 吐き気
- 腎臓の機能障害
- 黄疸
- 動悸
- 咳
- 呼吸困難
などがあります。
妊娠高血圧症候群になると合併症も発症しやすいようです。
子癇(しかん)発作
全身痙攣や意識を失う状態で前兆として頭痛、みぞおちの痛み以外に目がチカチカする、視界が狭くなるなどの視覚障害をおこすケースが多い
HELLP(ヘルプ)症候群
妊娠の後期から分娩後に発症しやすい、血小板が減少する疾患で悪化すると多臓器障害や血液の凝固障害を起こす可能性あり
吐き気、嘔吐、みぞおちの痛み、疲労感などの症状があると注意が必要のようです。
常位胎盤早期剥離
子宮の正常な位置にあるにも関わらず、赤ちゃんがまだお腹の中にいる間に剥がれてしまうこと
“体重261グラムという日本で一番小さく生まれた赤ちゃん”こと金城寧々(ねね)ちゃんの現在は?
2017年2月24日にうるま市にある沖縄県立中部病院で母親・まゆみさんが、妊娠高血圧症候群のために予定日より4ヶ月も早く帝王切開で生まれた金城寧々(ねね)ちゃんは、沖縄県立中部病院にあった医療機器の1番小さいサイズがぎりぎり利用できたました。
しかし、超未熟児だった金城寧々(ねね)ちゃんは、免疫が弱く、感染症の治療や未熟児網膜症の手術などを経て、出産から3ヶ月後にようやくで不安定な状態から回復したそうです。
母親・まゆみさんは、治療中の金城寧々(ねね)ちゃんの前では泣かずに退院するまでの間(約7ヶ月)ずっと搾乳を続け、新生児集中治療室(NICU)で4ヶ月、新生児治療回復室(GCU)で3ヶ月の治療の結果、3290グラムで元気に退院しています。