点滴に混入していた界面活性剤「逆性せっけん」とは?

捜査関係者への取材から点滴袋の残液や八巻信雄さんの体内から逆性せっけんを主成分とする消毒液の成分が検出されたことが判明しました。

逆性せっけんとは、日常で使うヘアリンスや柔軟剤、殺菌作用が強いため消毒液の主成分として使用できるため、カビや細菌類や一部のウイルスを変性させて破壊できるため、医療現場でも医療器具などを消毒するために使われることがあるそうです。

主に医療現場では塩化ベンザルコニウムや塩化ベンゼトニウムが使用されていることが多いようです。塩化ベンゼトニウムは、口腔や気道の殺菌の用途にトローチやうがい薬などに使用されているようです。

 

「逆性せっけん」の主な使い方と注意点

逆性せっけんは購入することは可能ですが下記のような使用方法で正しく使いましょう

  • 掃除や食器洗いの消毒
  • カビ対策
  • 室内干しの洗濯の独特な匂い防止
  • ゴミ箱の消臭・消毒
  • 手指の消毒

「逆性せっけん」は表面の柔軟性の保持や殺菌効果があるため、使用する前に必ず汚れを落としておかないと残っている汚れに逆性せっけんが反応して殺菌するはずだった菌が繁殖する可能性があるので注意しましょう。

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【補足】点滴の目的・必要性とは?

「点滴」とは点滴静脈注射の略で、一般的に投与するべき薬剤の袋を高い位置に固定して重力を利用することで徐々に腕の細い静脈に薬剤を投与することで容量が50mlを超える注射製剤は点滴で投与されます。

水分および栄養補給(栄養療法)

水分および栄養補給は、口から水分と栄養を補給することができない状態や速やかな補給が必要な場合に行います。

薬剤投与

本人の意識がなくてから薬を飲めない場合や飲み薬が存在しない治療薬などに行います。

薬剤投与の備え(静脈確保)

救急外来など常に急変する可能性を考えてあらかじめ薬剤を投与するために点滴の管を入れて薬剤の投与ルートを確保しておくため、薬剤ではなく水分に電解質を混ぜたものを投与している場合があるようです。

主に上記の大きく分けて3つあります。

ちなみに輸液は、生命維持に不可欠な「からだの恒常性の維持」のために水分や電解質など酸塩基平衡の正常化・維持を目的しています。

輸血は、手術中に出血や大量出血で血液量が減った場合や病気のために正常に血液が産生されない場合にそれぞれの状況に適した血液成分(赤血球、血小板、血漿成分、凝固因子など)を自己血輸血もしくは同種血輸血から補います。