2018年7月12日、テレビ東京系列『日経スペシャル カンブリア宮殿 ~村上龍の経済トークライブ~』では長野市善光寺の門前にある八幡屋礒五郎本店(七味店)を家業から企業へと押し上げ、七味入りのスイーツ「七味ジェラート」や「七味マカロン」など幅広く事業を展開する九代目室賀豊社長が出演です。

 

善光寺のお膝元で生まれた老舗七味店「八幡屋礒五郎」のフレキシブルな挑戦の歴史と躍進の秘密と手作り菓子ブランド「Kongen Sweets」の七味ジェラートや七味マカロンの味や九代目・室賀豊社長について当たり障りなく紹介してみたいと思います。

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老舗七味店「八幡屋礒五郎」の昔(歴史)と現在&七味唐辛子

江戸時代の元文元年(1736年)から鬼無里村(現 長野市鬼無里)出身の初代・勘右衛門より善光寺堂庭で唐辛子の販売を始めて約270年以上続く老舗で商品外装や店名などに「本家」ではなく「根元」を冠しています。
※体調が直るよう参拝した帰りに体に良いものを買い求めたということから門前町にあると言われている

浅草寺門前の「やげん堀七味唐辛子本舗」と清水寺門前の「七味家本舗」と善光寺門前の「八幡屋礒五郎」は日本三大七味唐辛子と称されているほど有名なお店で「八幡屋礒五郎」の七味は「善光寺参りの手形」といわれるほど人気でした。

1998年の長野五輪を機に信州を代表する土産物として全国に知れ渡るようになりました。

老舗七味店「八幡屋礒五郎」の七味は、辛味を出すための唐辛子の辛味と香りの両方をあわせもつ生姜山椒、風味と香りのよい胡麻麻種(麻の実)陳皮(ミカンの皮)紫蘇の七つが調合しています。

ちなみに日本三大七味唐辛子と称されている浅草寺門前の「やげん堀七味唐辛子本舗」と清水寺門前の「七味家本舗」の七味唐辛子の特徴は・・・。

浅草寺門前の「やげん堀七味唐辛子本舗」の七味唐辛子の原料は【生唐辛子・焼き唐辛子・胡麻・山椒・陳皮・ケシの実・麻の実】
※生唐辛子と焼き唐辛子の両方を使った辛さと胡麻の風味が特徴

清水寺門前の「七味家本舗」の七味唐辛子の原料は【唐辛子・山椒・麻の実・白胡麻・黒胡麻・青のり・青紫蘇】
※唐辛子以外はすべて香りを持った素材を用いることで香りを立たせているところが特徴

 

手作り菓子ブランド「Kongen Sweets」の七味唐辛子入りスイーツとは?

七味マカロン

アーモンドパウダーとメレンゲを混ぜて焼いた香ばしい生地に七味唐辛子の素材とバタークリーム【唐辛子・麻種(おたね、麻の実)・紫蘇・生姜・山椒・胡麻・柚子】の7つの味で構成されている。

七味の素材でお菓子を作ろうというプロジェクトでスタッフに洋菓子作りの経験者がいたことから誕生した菓子で、七味マカロンの生地に塩をまぶして低温で焼き上げた「MACARON rusk(マカロンラスク)」が2016年11月1日販売している。

見た目も可愛らしく話題性もあるのでお土産にいかがでしょうか。

 

スパイスジェラート

七味唐からしに入っている素材を使った味のジェラートには【ミルク・万願寺・麻種・黒胡麻・生姜・柚子】の6種類があり、スパイスジェラートはお店でひとつひとつ手作りだそうです。

スパイスジェラートの気になる味ですが、味覚には個人差がありますが、作った老舗七味店「八幡屋礒五郎」のブログに紹介されていたので掲載します。

ミルク

ジェラートの定番ミルク味!八幡屋礒五郎のジェラートにはオブセ牛乳を使用しており、なめらかな食感と牛乳そのものの味はやっぱり王道です!

万願寺

見た目も赤くて唐からしが入っている所を見ると一見辛そうですが、こちらの万願寺は辛味の全くない唐からしです。
味はパプリカのようなおもしろい味がします。
6種類の中で一番人気のジェラートです。

麻種

麻の実のナッツが入っており、アーモンドのような香ばしい味がします。つぶつぶした食感もまたおもしろいですよ。

生姜

砂糖漬けした生姜が入っています。まったりとした味が特徴のジェラートですが、その中でも生姜はすっきりとした味わいが楽しめます。

黒胡麻

胡麻の味が濃厚でコクがあります。
個人的にいちばん好きな味です!

柚子

こちらはシャーベットです。爽やかな柚子のすっぱさがくせになります。
https://www.yawataya.co.jp/から引用

 

老舗七味店「八幡屋礒五郎」九代目・室賀豊社長が明かすワサビの次を狙う世界戦略とは

 

 

WIKIPEDIAより詳しい?室賀豊のプロフィールと経歴・学歴

 

出典:

名前
(読み方)
 室賀 豊
(むろが ゆたか)
生年月日  
出身地  長野県
血液型  
身長  
体重  
出身高校  
出身大学  立正大学 文学部
趣味  料理、読書
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老舗七味店「八幡屋礒五郎」の九代目・室賀豊社長は、大学卒業後1985年に家業に入った頃の株式会社八幡屋礒五郎の状況は従業員5~10名ほどの小さな会社だったそうです。

先代が仕事以外である役職を引き受けたことから忙しくなることが予想されたこと・着実に経験を積んでいることから2004年に室賀豊さんが社長に就任。

社長に就任時に八代目の室賀明会長からアドバイスは特になかったそうですが、八代目の室賀明会長曰く「仕事をする中で教えるべきことを少しずつ教えた」そうです。

 

老舗七味店「八幡屋礒五郎」の九代目・室賀豊社長が先代から教わった長く商売をする上での教えとは

店頭で「七味唐からし」の購入を迷っていたら、なるべく小さいサイズを勧めること

製法や材料に細心の注意を払って作っても大きいサイズの「七味唐からし」は、使い切るまでの間に少しずつ風味が落ちる → 「思っていたよりもおいしくなかった」と思われてしまうから

店舗では「ありがとうございました」ではなく「ありがとうございます」と言わなければならないということ

「ありがとうございました」と言うと客との関係が終わってしまうが「ありがとうございます」なら関係が続く → お客さまと長く細くつながっていくこと

 

老舗七味店「八幡屋礒五郎」の九代目・室賀豊社長の経営改革

室賀豊さんが老舗七味店「八幡屋礒五郎」九代目・社長になってからは様々な経営改革を行っています。例えば・・・

食の安全性と付加価値を高めるため長野県産の原料の使用

県外産や輸入された原料を使っていましたが原点に戻って長野県産の唐辛子の委託生産に着手し、長野県産の原料の使用を決めて食の安全性と付加価値を高くした。
※当時、陳皮以外の全ての材料が長野県で栽培されていた

価格を下げて同じ商品の売り上げを確保するには製造・販売の両面に負荷をかけるよりも商品の売り上げを伸ばすには付加価値の高い商品を作ろうと考えたのは、昔のように17時に会社を出て家で家族と食卓を囲んでほしいからだそうです。

 

パッケージデザインの変更

和紙に木版で印字していたパッケージを機械で印刷するようになてから木版ならではの温かみのあるデザインではなくなったことから江戸末期から明治にかけて使われていた七味唐からしを入れる袋のデザインに手を加えて戻したそうです。

また、店舗での「七味唐からし」の調合を復活させて来店者は自分の好みにあった「七味唐からし」を約30種の素材から選んだ7種を調合して注文できるようになりました。

 

国産新品種唐辛子の開発

門前の味を取り戻そうと老舗七味店「八幡屋礒五郎」の九代目・室賀豊社長ら農家を訪ねて冷涼な気候の信州における栽培に適した唐辛子の品種見つかりませんでした。

2006年、信州大学大学院農学研究科の唐辛子の研究で知られる松島憲一准教授とともに新品種の研究に着手して2014年に国産新品種「八幡屋礒五郎M-1」が完成し、2016年8月に品種登録が完了して栽培は始まっています。

 

八幡屋礒五郎の菓子ブランド「Kongen Sweets(コンゲンスイーツ)」や香辛料の新ブランド「KONGEN SPICE(コンゲンスパイス)」を設置

2016年春から菓子ブランド「Kongen Sweets(コンゲンスイーツ)」では、七味唐辛子にゆかりのある素材を用いたマカロンやジェラート、しょうが糖などひとつひとつ手作りで2010年から販売している。

2014年からは焙煎、粉砕といった七味唐辛子の製造で培った技術を生かし、カカオ豆から作った高級志向の板チョコも販売。

七味唐辛子の製造で培った味と香りを引き出してきた技術を生かしてニカラグア、ベトナム、タンザニア、キューバの4種類の産地のカカオ豆を焙煎、粉砕といったBean to Bar (ビーン・トゥ・バー)製法で作った「BEAN TO BAR CHOCOLATE(ビーン・トゥ・バー・チョコレート)」が2016年4月25日から発売している。

本家や元祖を意味する「根元」から命名した自社農場で栽培の香辛料の新ブランド「KONGEN SPICE(コンゲンスパイス)」で2016年6月13日から販売開始。

 

カフェをオープン

2014年12月に善光寺門前の本店に併設の「横町カフェ」をオープンし、看板メニュー「カレー」の後かけスパイスとして提供されていた七味ガラム・マサラ*も発売されている。
唐辛子・クミン・コリアンダー・ブラックペッパー・クローブ・シナモン・陳皮の7種類をブレンドしたもの

 

七味唐辛子成分を配合の化粧品ブランド開発

自社農場で栽培したトウガラシから抽出するトウガラシエキスを配合以外に七味唐辛子に含まれる成分を製品特性に応じて配合したコスメシリーズ「九代目室賀榮助(むろがえいすけ)KUMANO」を2015年3月21日から販売開始。
※トウガラシエキスに含まれる保湿成分や血行を促進する血管拡張作用に着目

ブランド名は、戦後間もなくまで製造販売していた松ヤニとごま油を練った、あかぎれに塗り込むときに痛くないと評判だった膏薬(こうやく)「熊のかうやく」と5代目から7代目までが襲名していた「室賀榮助」を組め合わせています。

コスメを6品目を販売しているとニュース記事で報道されていましたが、インターネットの「九代目室賀榮助(むろがえいすけ)KUMANO」ショッピングサイトには下記の4品目だけでした。(2018年7月時点)

  • 保湿効果のあるシソ葉エキス・サンショウ果皮エキスを配合した「KUMANO ハンドクリーム」
  • 保湿効果のあるユズ果実エキス・チンピエキスを配合した「KUMANO リップクリーム」
  • チンピエキス配合した固形タイプの香水「KUMANO 練り香水 鈴蘭」
  • チンピエキス配合した固形タイプの香水「KUMANO 練り香水 檸檬」
  • 「KUMANO フットクリーム」
  • 「KUMANO ボディクリーム」

2011年から膏薬販売の歴史を背景に「八幡屋礒五郎ハンドクリーム」を発売すると好評だったことから女性社員だけの開発チームを設置してコスメのシリーズ化を行うことになったそうですよ。