2015年4月24日、日経新聞の報じたニュースに耳を疑ったのではないでしょうか。ガラケー利用者からは「困る」という声や「ひとつの時代が終わった」、「さみしい」と感慨にふける人や料金プランは残してほしいとの要望の声や、高齢者にスマホは使いづらいのではとの心配とネットでもさまざまな反響が広がっています。将来的にガラケーは無くなるだろうと思っていましたが早くないですかね。

ガラケー生産終了
出典:http://ascii.jp/

若い方は初めての携帯電話がスマートフォンという人も多いと思いますが、自分が最初に手にしたのは三菱電機のD502iでした。当時は、急激に加入者増加で出荷を減らし新規加入を抑制させるほどでの人気機種だったんですよ?自分のことはさておき、今までの経緯と今後の対策として参考にしてください。

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ガラケーて何?今更訊けない・・・

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ガラパゴス諸島

「まだガラケー使ってるの?」
「スマホって何か使い方が・・・俺(私)は今のままで困ってないし・・・」というような会話したり、されたり、聞いたりしたことありますよね。ガラケーとは何かわからないという方がまだいるかもしれませんの説明します。

ガラケーとは「ガラパゴス携帯(ケータイ)」の略です。上の地図のように太平洋上に浮かぶ諸島で、他の島との接触がなく隔離された状態ため、独自の進化を遂げた動植物が多く存在することで有名諸島です。

日本独自の進化を遂げた日本製の携帯電話は、あまりに独特で世界標準からはずれており、却って海外市場に進出できずに、日本市場に孤立して存在している状況をガラパゴス諸島の生物となぞらえ、半ば揶揄を込めて「ガラケー」と呼び名が付いたのです。

どうしてガラケーになったの?

日本の通信方式が世界標準ではない事、海外の携帯電話がほとんど積極に参入してこない市場になった上、日本の携帯電話も海外に向けて販売を積極的にしなかった事が原因です。日本市場だけで携帯電話を売る状態になってしまったことにより

  • キャリアごとに専用のサイトという概念が生まれた
  • オサイフケータイ、ワンセグ等が盛り込み過ぎた
  • 絵文字、赤外線などの機能が発達

 

ガラケーと呼ばれるまでの経緯

携帯電話に関連する部分を中心に簡単ですが説明していきます。

携帯電話の前身は、第二次世界大戦中にアメリカ軍が使用したモトローラ-製の「Walkie Talkie」と言われています。

1970年代
「人類の進歩と調和」をテーマにした日本万国博覧会の「電気通信館」で展示実演された電話線不要のワイヤレスフォンと思われるようです。

79年 日本において、世界で初めて自動車電話サービスが始まりました。

 

1980年代
ちょうど、バブル真っ盛りという時代背景でイケイケドンドン社長が肩にぶらさげての自慢大会のトレンドアイテムになっていたようです。

 85年 NTTが初のポータブル電話機「ショルダーホン」発売。

充電に8時間かかっても話せるのは40分、歩きながらでもどこでも話せるのが当時では画期的なものでした。カバンのような大きさで肩掛けベルトがあり、無線機本体だけでなく電池も一緒に運んだので重さが約3Kgもあったそうです。

87年 NTT、ショルダーホンより小型化した携帯電話機発売され、手のひらに乗るようなハンディタイプの無線電話が市場に出てきたきました。ここでようやく携帯電話と呼ばれるようになりました。ただ重さが約900gでまだまだ携帯するには荷物のような存在ですね。

 

1990年代
1990年代がガラケー黎明期といっても過言はないでしょう。この頃の携帯電話端末はストレート型やフリッパー型が主流でした。実はまだ折りたたみ型は、ほとんど存在していませんでした。

91年 超小型携帯電話「ムーバ」がこの年の4月に発売されました。重さが約230gになりました。ようやく携帯電話と言えるような大きさです。

94年 携帯電話の売り切り制開始。これ以前はレンタルでケータイ端末を契約しかありませんでした。今の契約方法になったことで携帯電話が広く一般に普及する下地が作られたことにより、キャリアのシェア競争が始まったのです。

99年 世界初のインターネットサービスとE-mailの開始、そしてカメラ内蔵携帯を発売。1月1日 2時から携帯電話・PHSの番号11桁化(0x0-yz→090-xyz・070-xyz)に変更。

 

2000年代
メールやカメラ機能が充実してくると大画面化に有利な折りたたみ型が主流となり、ストレート型は少なくなり始める。ガラケーと言えば、折りたたみのイメージが根付くきっかけになり、ガラケー全盛期です。

06年 電子マネー、ワンセグのサービス開始。10月にICT国際競争力懇談会を開催した時の議事要旨に記され、「ガラパゴス化」の用語が関係者間では認知されていた。

08年 7月にソフトバンクからiphoneが発売。

09年 7月にNTTドコモからAndroid搭載スマートフォンを発売。

11年 スマートフォンの普及率が増加が始まり、ガラケーの衰退期が始まる。

15年 1月にガラホが発表。4月に平成17年以降、国内各社のガラケーが生産終了することが明らかとなった。

※携帯端末の画像等はNTTドコモ歴史展示スクエアでご覧ください。

 ガラケーにはスマホにない魅力がある!

ガラケー生産終了が報じられてからのガラケーユーザーからの反応をまとめてみました。ガラケーの方、スマホにした方、スマホしか使ったことがない方もガラケーの魅力をについて再確認してみましょう。

・ガラケー派の勢力は未だに過半数を超えている。

・携帯電話に囚われない自由なライフスタイルと無駄な浪費を抑えて好きな事に出費できる。

・セキュリティソフト、ウイルス感染に気にしなくて済む。

・なんと言ってもバッテリーの持ちはガラケーが一番。

・ガラケーは落としたくらいで壊れない強靭なボディを持っている。

・電話やメールが中心のシンプルな機能や使いやすさ以外の多機能が無くて良い。

・動作の不具合などスマホと比べて極めて少ない

ごもっともな意見、スマホの今後の課題と言うべきも意見、ガラケーはWeb、ゲームをしなければコストパフォーマンスが高いという意見に分けられそうですね。実際に上記の魅力にスマホからガラケーに戻る人がいるのも事実です。

 

今後の動向

NECは2013年7月31日付でスマートフォンの新規開発を終了。現在販売中の機種をもって、生産と販売を終了。スマートフォンに関する保守は継続。

そして、17年に携帯事業から完全撤退。独自のOS「Linux」「Symbian OS」などを載せたガラケーの開発では重荷な為、富士通・パナソニック・シャープはOSを「Android」に切り替え、ガラホ型端末の生産を継続する。

後は、京セラがガラケーの開発として残っていると思っていましたが、総務省の技術基準適合証明又は工事設計認証を2015年2月後半に通過した端末が公示されています。この流れでは本当にガラケーは1~2年後には姿を消す可能性が高いと思います。

 

ガラホ型端末とは?auケータイ「AQUOS K(SHF31)」

AQUOS K SHF31

出典:http://image.itmedia.co.jp/

スマートフォンとガラケーの中間に位置するモバイル端末。外観は折りたたみ式のガラケーにスマートフォン向けモバイルOS「Android」を搭載。見た目は今までのガラケーと瓜二つです。

2015年4月時点ではauケータイ「AQUOS K(SHF31)」が1機種のみ発売されています。
タッチパネル機能はなく、従来型のテンキー操作なのでスマホのタッチパネル操作に抵抗がある人も安心できるのではないでしょうか。

また、ウェブを閲覧するときはテンキーの上をなぞるとタッチパネルのようなカーソル操作ができます。ウェブ閲覧が楽にできると思います。

LINEは利用可能です。しかし、Twitter、Facebook、YouTubeアプリなどはauスマートパスからは入手できないので、アプリ未提供のサービスを利用する方法はそれぞれのブラウザー版を使用しかないようです。

つまり、GooglePlay非対応です。スマホのようにアプリをインストールできません。
当初のアプリは、「デジタル大辞泉」や「FRIDAYデジタル」「四人打ち麻雀」など約20種類の定番アプリが用意され、auでは「近々に50~100件のアプリを用意したい」との事。

 

まとめ

ガラケーの生産終了はほぼ確定でしょう。今後のガラケーの利用を強く希望されている方は今後の動きに注意しておきましょう。

ガラケーの外観、操作性を残し、「Android」のOSを搭載してガラホとして存在しますが、スマホと同じ事ようにアプリを使うことは制限有り。アプリの制限をすることでセキュリティを強化しているのかもしれない?

今はauのみ発売されているが、NTTドコモ、ソフトバンクもガラホ型端末を導入してくるでしょう。