2017年7月18日、日本テレビ系列『ザ!世界仰天ニュース』では「人命おびやかす超危険な生き物2時間SP」をテーマに感染すれば「菌(ビブリオ・バルニフィカス、溶連菌)」が猛スピードで体内を食い荒らす人食いバクテリアが特集されます。

 

番組では2016年、アメリカのテキサス州で足裏に虫刺されのような傷ができた男性の事例で足の壊死や足切断の危機からイズミダイ(ティラピア)魚の皮を使った衝撃的な治療方法で回復した顛末について当たり障り無く紹介してみたいと思います。

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人食いバクテリアの原因は何?

人食いバクテリアは1種類だけはなく

  • ビブリオ・バルニフィカス(Vibrio vulnificus)
  • 溶連菌(劇症型溶血性レンサ球菌感染症)

といった「菌」が原因といわれています。

 

ビブリオ・バルニフィカス(Vibrio vulnificus)

ビブリオ・バルニフィカスというものは
腸炎ビブリオやコレラ菌といった食中毒菌の
ビブリオ属*に分類される菌で河口域で海水と
真水が交わる汽水域に生存して海水温度が20℃を
超えると検出されやすくなるそうです。
海水などの塩分濃度が2~8%の水中に多く存在する環境中の常在細菌

ビブリオ・バルニフィカスは海水と淡水が
混じり合う汽水域でとれる甲殻類や河口域で
とれる海産魚介類に付着して加熱不足の料理
や刺身を食べて感染する経口感染と傷のある
人が河口近くの汽水海水に入ったことで創傷
感染するそうです。
※今のところ人から人への感染の報告されていない(2017年7月時点)

 

溶連菌(溶血性連鎖球菌)

溶連菌とは正式名称「溶血性連鎖球菌」と
いう細菌で赤血球が破壊される現象にα溶血と
β溶血の2種類があり、β溶血が人に感染症
を起こす性質があるようです。

「喉が痛い」と訴える子供に感染する病原体の
代表格はA群β-溶血性連鎖球菌という細菌で
咽頭炎や扁桃炎を引き起こしている一般的に
溶連菌感染症として知られている感染症です。

溶連菌そのものはペニシリン系の抗生物質を
内服することで治癒していましたが効きにくい
溶連菌も増えてきているそうです。

くしゃみや咳・唾液などから感染する「飛沫感染」
や溶連菌が付着した手で鼻や口に触れて感染する
「接触感染」を防ぐためにはマスクをすることや
手洗いうがいをするだけでなくよく食べてよく
眠って免疫力を高める事も重要です。

溶連菌がある経路に感染すると劇症化します。

 

劇症型溶血性レンサ球菌感染症

 

治療に用いたイズミダイ(魚の皮)とは?

ブラジルで火傷の新たな治療方法として
ティラピア(イズミダイ)という魚の皮を
使った臨床実験が行われています。

セアラ連邦大学の研究から

  • 人と同じ程度の水分
  • コラーゲン
  • 病気に対する抵抗力

といった定期的な取り換えが必要なガーゼを
使用するよりも傷みが少なくて費用が抑えられる
といった利点もあるようです。